不妊症の一つである「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という言葉を聞いたことがありますか?
「たのうほうせいらんそうしょうこうぐん」と呼びます。
現在、20~30人に一人の女性が多嚢胞性卵巣症候群という疾患を抱えているといわれています。
そして私もそのうちの一人です。
■多嚢胞性卵巣症候群とは?!
■多嚢胞性卵巣症候群になる原因
■多嚢胞性卵巣症候群の症状
■多嚢胞性卵巣症候群だと妊娠はできないのか?
結論からいえば、多嚢胞の私も妊娠できて二人の子供を授かったで!
・多嚢胞性卵巣症候群だと診断されて「?」となっている人
・生理不順の人
・多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠できるか気になる人
私の体験談もまじえながら書きますので、ぜひ参考にしてみてください☆
【不妊症】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 原因と症状、妊娠率について
現在、多嚢胞性卵巣症候群は女性の20~30人に一人が抱える疾患とされています。
とても身近な不妊症のひとつです。
■多嚢胞性卵巣症候群になる原因
■多嚢胞性卵巣症候群の症状
→私の体験談
■多嚢胞性卵巣症候群の妊娠率について
■多嚢胞性卵巣症候群の人が妊活で重要視すべき点
→多嚢胞でも二児の母になった私の体験談
多嚢胞性卵巣症候群とは
多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)は別名PCOS(polycystic ovarian syndrome)といいます。
漢字の通り、卵巣内にたくさんの卵胞(卵子が入ってるよ)ができます。=ネックレスサインと呼ばれる現象
そうすると卵胞が成長するスペースを確保できず、排卵しないという状態になります。
排卵しないと妊娠はできません。
不妊の原因となってしまいます。
多嚢胞性卵巣症候群の原因
多嚢胞性卵巣症候群の原因は、脳内で分泌されるホルモンバランスの乱れです。
脳から分泌される二つの性腺刺激ホルモンのバランスが崩れてしまうことで、卵巣内に男性ホルモンが増加して、排卵に支障をきたします。
本来、卵巣内で成長した卵胞からは、エストロゲンというホルモンが分泌されます。
しかし、男性ホルモンが増えた状態だと排卵を後押しするエストロゲンが分泌されないわけです。
簡単に言うと、排卵するために色んなホルモンが絡んでるねん。
だから、そのホルモンのバランスが崩れてしまうと排卵困難→妊娠しにくい状態になるんやで。
ストレスはホルモンバランスの乱れの原因となる
ホルモンの分泌の中枢とされるのは、脳の視床下部です。
視床下部は、ストレスの影響を受けやすい場所です。
ストレスの影響から、分泌するホルモンのバランスを崩してしまいます。
結果的に、卵胞の成長をさまたげる多嚢胞卵巣症候群となるのです。
ちなみに、多嚢胞と診断された女性にはストレスを感じやすい人が多いです。
私もこう見えて、かなりストレスを溜め込むタイプの人間です。
ホルモンに振り回されてるな~と感じることもしばしば・・
ストレスを感じやすい自覚がある方は、生理不順などがないか振り返ってみてください。
多嚢胞性卵巣症候群の症状
①生理不順(周期が長すぎる、生理がこないなど)
②不妊
③多毛・にきび、声が低くなる
→男性ホルモンが増加することによる症状
④肥満
4つの症状が挙げられますが、実際には①の生理不順や②の不妊の症状を訴える人がほとんどです。
私の該当する症状も、①の生理不順でした。
しかし、昔からずっと周期が長かったので「私の周期は長めなんだ」と勝手に判断し、自分の正常だと思っていました。
今思うと、診断されるよりずっと前から多嚢胞卵巣症候群だったんだと思います。
私が多嚢胞性卵巣症候群だと診断されたきっかけ
病院を受診するきっかけは、長引く不正出血でした。
当時は妊活をしていたのですが、ものすごく精神的なストレスを感じていました。
それについてはこの記事で書いてます。
「今回も生理がきてしまった」と勘違いしていたのですが、ある日不正出血が起こりました。
過去にも、強いストレスを感じると不正出血が起こることがあったので、あまり気にしてませんでした。
しかし、一か月近くも続くので「さすがにおかしい・・」と受診することに。
超音波カメラで診てもらったところ、卵巣にたくさんの卵胞が・・
ネックレスサインと呼ばれる多嚢胞の現象です。
そして生理不順もあることから
「あなたは、多嚢胞性卵巣症候群という不妊症です。」と告げられました。
初めて耳にする言葉と「不妊」という言葉が突き刺さり、すごく落ち込みました。
認めたくない事実をつきつけられた瞬間です。
多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠できるのか
多嚢胞性卵巣症候群は不妊の原因と言われますが、妊娠している方はたくさんいらっしゃいます。
私もそのうちの一人です。
多嚢胞の方の妊娠率は90%弱と発表されています。
しかし、この数字は9年追っての数字です。
このデータから言えるのは、9年を要すれば9割近くの人が妊娠できたということです。
不妊治療期間や治療内容も人それぞれなので、比べにくいのですが、妊娠率は高いといえるのではないでしょうか。
多嚢胞の私が妊娠できたときにしていたこと
多嚢胞と診断された私が、妊娠した周期にやっていたことはこちらに詳しく書いています。
病院では、定期的な超音波検査で卵胞の状態を見つつ、タイミング療法を試しては撃沈といった感じでした。
卵管造影検査を受け、その結果から「今回は諦めてね」と言われた周期に妊娠しました。
多嚢胞の人が妊娠するためには
多嚢胞の人が妊娠するには、排卵させることがなによりも大事です。
排卵しないと妊娠はできません。
そしてその排卵を無駄にしないこと!
多嚢胞卵巣症候群はホルモンバランスの乱れで、排卵がしにくくなっています。
なので排卵できた周期は、逃せない大チャンスとなります。
妊娠に結び付けるためには確実に、受精卵を着床させないといけません。
その着床率をあげるには、子宮内膜をふかふかにしておくことです。
では、子宮内膜をふかふかにするためにどうすればよいのか?
葉酸を摂取してください。
葉酸をしっかり摂って、ふかふかの子宮内膜に受精卵を迎える準備をしておきましょう。
私が定期で注文して飲んでいた葉酸サプリはこちら。
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「赤ちゃんがほしい」と思った日から、葉酸サプリは飲んでくださいね。
先天性異常(ダウン症など)のリスクを下げるとされていて、厚生労働省も葉酸サプリの摂取を推進しています。
【不妊症】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?! 原因や症状・自然妊娠はできるのか まとめ
■原因・・ストレスによるホルモンバランスの乱れ
■症状・・生理不順、不妊、多毛、肥満
■妊娠率・・90%弱と高いが、妊娠期間・治療内容に差は生まれる
■多嚢胞の人が妊娠するために大事なこと・・
①排卵をさせること
②その排卵を無駄にしないこと
→着床率をあげる
→子宮内膜をふかふかにする・・葉酸がサポートしてくれる
ホルモンバランスの調子を整えるためにも、ストレスをため込まないように過ごすことが大切です。
そして、妊娠を望むようになったタイミングで葉酸サプリを摂取しておきましょうね。